はぐりぃ らぶりぃ

0〜3ヵ月
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成長と発達の状態

外界に慣れていない赤ちゃんに安心感を与えて

  赤ちゃんは、手をきゅっと握りしめ、そして時々手をしゃぶったりしながら、多くの時間眠っていますね。眠ることで、外界からの刺激の受容を調節しているのです。

  でも赤ちゃんの脳は熟睡していません。ほら、ママの声や、子宮内で聞いた本のお話や子守歌などを聞くと、口がもごもご動いて反応するでしょう?

2ヵ月頃からは目もよく見え始め、笑顔に応えるようになるので可愛さが増しますね。人の笑顔に敏感に反応する脳の場所が育ち、共感能力の発達が始まります。 赤ちゃんの内臓の発達はまだ不完全で、ミルクが消化できずに泣くことがあるでしょう。そんな時は、お腹を下に(頭は横向け)にした腹這いで一日5回、一回3分ほど寝かせると赤ちゃんも心地良くなりますよ。


外界に慣れていない赤ちゃんに安心感を与えて

赤ちゃんのサインに応えて脳の成長を促しましょう

赤ちゃんは、生きるために必要な機能(呼吸・血圧・睡眠・覚醒・食飲欲・排せつ・・・)をつかさどる脳幹が育ってから生まれますが、その調節はまだできていません。だから、「眠い、お腹がすいた、痛い、甘えたい」などの生きるためのニーズを泣いて知らせます。ママやパパは、その泣き声を聞き分ける練習をしてちょうだいね。そして「ああ、これはお腹がすいたのだな」と分かったらすぐにお乳を与えるなどして、即座に応えてあげると、赤ちゃんは満足して泣きやむことを学びます。こうして私たち大人が乳児期に赤ちゃんの脳幹の機能を調整するのですよ。赤ちゃんの出すにサインに応えてくれる保護者がいないと、赤ちゃんはいつまでも泣いていたり、あきらめて「泣かない赤ちゃん」、「笑わない赤ちゃん」になってしまいます。なぜなら、愛着・情緒・感情をつかさどる大脳辺縁系が危険に敏感で、誰も抱いてくれないと、赤ちゃんは生存の危険を感じて、脳に緊張ホルモンをいっぱいためてしまうからです。

でも、抱っこやおんぶをしっかりされ、ほがらかに何度も話しかけられ、体内で聞いていたママの声や心臓の音を聞きながらおっぱいを飲んで、ママの肌やお乳のにおいで安全と喜びを確認することで、赤ちゃんの脳に深い「安心感・安全感」が埋め込まれて、トラウマに対して「強い子」に育てることができるようになるんですって。この時期、たっぷりだっこをして育てていきましょうね。

人間で一番発達した大脳は生れてから20歳の初めまで成長を続けますが、それぞれの脳回路で「最も発達する時期」があります。例えば聴覚の回路は胎児期に発達し、生まれてからママの声など聞いて強化されていきます。視覚の回路は生れてすぐから生後4ヵ月頃までに発達し、そのあとはもう回路ができません。ですから生れたばかりの赤ちゃんとふれあう時は目を見て、笑顔を見せること。それから黒白の色の対象がこのころの視覚の発達にとても良いそうなので、黒白のデザインやおもちゃを、赤ちゃんの眼から20センチほど離したところで見せてあげるのもよいでしょう。

大脳が右脳と左脳に別れているのは知っているわね。右脳は、生まれてすぐから、「抱かれてうれしい」「ママが好き」などの感情を育みながら発達します。言語や理論的な考えをする左脳の発達は、生後6ヵ月頃から活発になります。

 
ぐらんまアドバイス

親子の絆づくりをはじめましょう

子どもの脳の発達を決めるのは遺伝か、環境か…専門家の間でも討論が続けられてきましたが、2006年のアメリカの研究発表で「100%環境が影響している」と分かりました。ちょっと意外ではないかしら?
「環境」の要素のなかでも、親子間の強い関係<愛着の絆>が基礎となるとのことで、親と乳幼児のやりとりの大切さが叫ばれるようになりました。そこで愛着の絆づくりに欠かせない保護者側の行動を紹介しましょう。ママとパパだけではなく家族みんなで、赤ちゃんとの毎日のやりとりに取り入れて、愛着関係を深めていきましょう。

1. 目を合わせる、アイコンタクト

抱いてお乳をあげる時、おむつを取り替える時、あなたはテレビを見ながらやっていませんか?赤ちゃんと関わる時は必ず目を見てあげてね。そうすると、眼から感情をつかさどる右脳が刺激されて、嬉しい・楽しい・快いなどの脳神経回路が育ち、怖い・不安などの回路を抑えてくれるそうです。乳児期のママの役割は赤ちゃんの安全感・安心感を高めて、不安と恐怖をしずめ、ケアすることなのです。

2. 優しい表情

ママの目を見ても表情が無ければ、赤ちゃんは興味を失ってしまいますね。ニッコリ笑ってあげましょう。赤ちゃんもニコニコするはずよ。赤ちゃんが大きくなってからも、笑顔のあるハッピー家族でいてね。

3. 優しい「タッチ」(愛撫)

ママやパパから優しく触られ、そしてなでられると、赤ちゃんは快感を覚えて、頭のてっぺんの「体感感覚野」が発達していきます。そうして人との接触に喜びを覚え、社会に適合できる子どもに育っていきます。赤ちゃんが成長してからも、健全なスキンシップは大事ですよ。

4. 優しいハグ(抱擁)

日本ではいまだに「抱き癖を付けるから」と心配するおばあちゃんやお姑さんがいらっしゃると聞きますが、このウェブサイトをぜひ一緒に読んでください。「抱く」、「背負う」ことは、赤ちゃんに「安心感」、「安全感」を埋め込み、不安を跳ね返せるたくましい子に育てるための大切なポイントです。ハグもおんぶも、いっぱいして育てていきましょう!

5. 赤ちゃんのニーズには即座に応える

注意して聞くと、「眠い」と「お腹がすいた」とでは赤ちゃんの泣き方が微妙に違いますね。すぐに、的確に、ニーズに応えてもらうことで、赤ちゃんは「この人たちを信用して任せて良い」ことを学び、「大人を信用して、大人から学ぶ」土台ができていきます。

6. 赤ちゃんと対話する

赤ちゃんの作る「ブブウ」なんて音に同じように返したり、「おんもにブーブが来たのネー」などゆっくりと抑揚をつけて簡単に話しかけてあげましょう。またオムツ替えや入浴のときにマッサージをしながら、赤ちゃんの出す「ウー」という音に同じように応えたり、「そう、気持ちが良いの?」などと気分を代弁してあげることで、言葉は分からなくても赤ちゃんは大いに満足感・幸福感を感じ、自分を世話してくれる人を「いつでも頼れる存在」であると信用します。話しかけられることで左脳の下側の言語の「聞くところ」が刺激されて、これから赤ちゃんがお話しするための準備も整っていきます。

 
知っトク知恵袋

泣きやまない赤ちゃんのために!〜夜泣きやむずかるのを鎮める5つのS

出生から3ヵ月までは第4胎児期? − 母体内の環境の再現で問題解消
新しく親になって最初に直面する困難は、だっこをしても、何をしても泣きやまない夜泣きかもしれません。困ってしまったママとパパのために、ぐらんまがとっておきの情報を紹介しますね。
今アメリカでベストセラーになっている、サンフランシスコ大学医学部の小児科医、ハーヴィー・カープ博士(Harvey Karp, M.D.)の『近所で一番ご機嫌の赤ちゃん(The Happiest Baby on the Block)』という本とDVDで指導されている、5つのSです。
カープ博士は、生後3ヵ月までの新生児を胎児期の続きと考え、ママのおなかの中にいた環境を5つのSという方法で再現することで、赤ちゃんの不安を鎮めることができるといいます。

5つのSとは・・・・   ⇒詳しく読む

1) swaddlingスワドリング(くるみ込み)

大きな風呂敷程度の大きさの柔らかい赤ちゃん用ブランケットなどで、赤ちゃんの両手を固定するようにくるみ込みます。力があるパパの方がこの仕事に適しているわ。「すぐに気持ち良くしてあげるからね!」と声をかけながら、手早くくるみ込んでね。
⇒詳しく読む(やり方を示すイラストつき)


2) side & stomachサイド(お腹を下にして横抱き)

赤ちゃんの右ほっぺを左手で支え、足を左胸の方にむけて、全身を保護者の左腕に乗せます。赤ちゃんのおなかを下に顔は外側に横抱きする形で、横抱きの角度によって赤ちゃんがピタッと泣きやむことが多いので、角度を研究してください。保護者の右手は左手の下で、赤ちゃんの頭を支えます。くるみ込み同様、お父さんの方が、腕が長く手が大きいので、うまくできるようです。
⇒詳しく読む(やり方を示すイラストつき)


3) shushing Sh−、シィー(ママのおなかで聞いた血流音に似た波長)

上で紹介した「横抱き」のまま耳のそばに口を当てて、赤ちゃんの声の大きさに合わせて「Sh−、シィー」と何度も繰り返します。市販の「血流の音」のCDでもOK。あるいは血流音の波長に似た電気掃除機やヘアドライヤー(熱風を赤ちゃんに吹きかけないように注意して!)の音を聞かせても良いわ。ママの血流音を覚えている生後3ヵ月の終わりぐらいまで有効です。⇒詳しく読む(やり方を示すイラストつき)


4) swingスウィング(ゆらゆら揺らす)

第2のSの姿勢(横抱き)で、頭と首を両手で支えて(大事!)、両手を静かに左右に動かします。疲れたら椅子に腰かけ、赤ちゃんの頭を両手の上に乗せて、体をももの上に乗せ膝を左右に動かします。赤ちゃんがむずかったら少し早く、静かになったらゆっくりと。胎児だった時、羊水のなかでゆらゆらと揺れていた状態を再現してあげるのです。
赤ちゃんが眠ったら赤ちゃん用室内ブランコを使っても良いでしょう。ブランコの背を一番平らにセットし、くるみ込みをした赤ちゃんをまっすぐ背もたれに座らせてシートベルトをしめ、最初は手でゆすって安全を確かめてからスイッチをハイ(大きな揺れ)に調節してね。⇒詳しく読む(やり方を示すイラストつき)
※「スウィング」は「シェーク」ではありません。"シェーキング・ベービー"は、体をつかんで頭と首を支えずに前後に激しく揺すって脳と首にダメージを与え、時には死に至らしめる児童虐待の一種です。


5) suckingサッキング(しゃぶらせる)

おしゃぶりをしゃぶらせます。でもこれは、母乳がしっかり飲めるようになってからにしてね。おしゃぶりは軽くくわえさせ、時々、ポンポンと軽く叩いて落っこちそうにさせると、赤ちゃんはもっと食らいついて、吸いつくのが上手になるそうです。
⇒詳しく読む


赤ちゃんには個人差がありますから、1から5のSを組み合わせて、あなたの赤ちゃんに合う方法を見つけてあげてください。 
参照 (Karp, Harvey, MD "The Happiest Baby on the Block" 本とDVD, 2003 www.happiestbaby.com )

 
 
 
出 産 3〜6ヵ月